『「GETUP! GETLIVE!」4th LIVE!!!!』オフィシャルレポート

『「GETUP! GETLIVE!」4th LIVE!!!!』が、11月14日(日)に東京・中野サンプラザホールにて昼夜2公演が開催。上原淳也(cv.花江夏樹さん)と東沢 楓(cv.西山宏太朗さん)の共振系幼馴染コンビ『スターダスト』、喜多見 蓮(cv.阿座上洋平さん)と狛江一馬(cv.熊谷健太郎さん)のイマドキ関東芸人『6-シックス-』、早島 雷(cv.天﨑滉平さん)と早島 央(cv.梶原岳人さん)の関西を席捲する麒麟児兄弟『はやしま』、元『菊一文字』の町田瀬那(cv.豊永利行さん)と大野虎之助(cv.石川界人さん)、そして上方落語界の重鎮・相模家善行(cv.速水 奨さん)による熱き朗読劇と、爆笑必至の漫才・コントで会場を大いに沸かせた。

開演前、ステージに用意されたサンパチマイクにスポットライトが当てられ、緊張感が高まる会場。それもそのはず、前回行われた3rd LIVEでは、『菊一文字』の解散という衝撃の事実が伝えられたところで幕を閉じていた。

服部 潤さんのナレーションでステージに登場したのは、町田ひとり。ピン芸人となった町田は、中華料理の漢字で書かれたメニューの読みが難しいという話から、身近にある物や事象までも漢字に当てはめるというネタを披露し、会場は一気にゲラゲラの世界へ。

舞台袖に戻った町田は、サンパチマイクを使って漫才を披露するコンビの姿を見て、『菊一文字』の解散を決めた日を回顧。若手限定の賞レース『ネタ1 U-25』の審査員を相模家善行が務めると知って様子がおかしくなった大野。実は大野は、善行の隠し子だったのだ。大野は「俺の漫才は恨みつらみ辛みとかしがらみとか余計なもんが混じって、目の前の客に向かって漫才をしていなかった。今の俺はお前にふさわしくねぇ」と言い解散に至ったのだった。

解散の経緯を知らないSSS東京校のメンバーたちは、理由が気になって仕方がない。東沢&狛江という「ウザい」コンビで町田の感情を揺さぶり、うっかり口に出させる作戦を画策。しかし町田に悟られてしまい、逆に言い負かされそうになってしまうも、狛江と喜多見の言葉により、町田は少しずつ解散の理由を語り始める。

その頃、大野は大阪に来ており、『はやしま』二人に厄介になっていた。大阪に来たのは、善行との関係を完全に断ち切るため。久しぶりに大野と会った善行は自分の独演会でネタをみせ、納得出来たら希望通り縁をきると伝える。

場面は東京に戻り、『ネタ1 U-25』の参加申し込み締切まであと少し。『スターダスト』と『6-シックス-』は、なんとか『菊一文字』にも参加してほしいと、またもや作戦会議中。しかし、本人からしか申し込みを受けておらず、勝手に申し込むこともできない。そこで『スターダスト』は締切を伸ばしてくれるよう窓口を説得、『6-シックス-』は町田の説得という二手に分かれ行動することを提案。色々な方法でアタックし、最終的に東沢らしい卑屈な戦法で締切を伸ばすことに成功。その頑張りが町田に通じ、大野にあることを届けるために『6-シックス-』に協力を求める。

一方大阪では、独演会でネタを披露するため、大野は『はやしま』とトリオを組むことに。しかし大野の無茶苦茶な要望に、『はやしま』は困り果てる。「ピンでやった方が良いのでは…」という話になり、参考になりそうな動画を探っていると、町田のピンネタを発見。すると、町田のある特徴、「素の町田瀬那を『菊一文字」の町田が上回っている』という雷の言葉で、大野は確信する。俺の相方は町田しかいない。そして、その足で善行の元へ戻った大野は善行に告げる。「過去や生い立ち、余計なものを捨てに大阪へやってきたが、唯一捨てられないものがあった。舞台上であいつが待っている」と。自分の甘さを憎むべき父に吐露した大野だったが、善行の返答は「それでええんちゃうか」という意外なものだった。善行はどれだけ捨てても捨てきれないものがあり、それを背負って人を笑わせるのが芸人であると諭す。挫折も後悔も全てネタの宝庫、芸の肥やしとできて初めて真打昇進だと告げたのだった。互いを「クソ親父」「アホ息子」と最後まで罵っていた二人だが、大野は去り際に相続人排除の申立書を破り捨てるのだった。

一人自室に残った善行はおもむろにテープレコーダーを再生。するとそこから聴こえてきたのは、落語の「寿限無」を練習する幼い大野と善行、そして大野の母の声。そのやりとりで、芸人に反対していたのは母の想いでもあり、善行はその想いを約束と受け取っていたのだった。だが、善行はきっと大丈夫だと語る。なぜなら息子には自分と違い、相方がいるからだ、と。

東京に戻った大野は、すぐさま町田のもとへ。大野は「また俺とコンビを組んでくれ」と頭を下げる。しかし町田は簡単にうなずけない。なぜなら自分が相方ではきっと大野のこれからの妨げになってしまうから。だが、大野はそんな町田の弱音に「それでいい」と断言。「町田が『菊一文字』の笑いを俺の笑いをわかっているなら、それを裏切って、町田を人生全部で笑わせてやる」と想いをぶつけ合う。そして町田は大野に煙草を一本求める。初めてコンビ結成の際に声をかけた時と同じように。町田は意を決し、言うのだった。「『菊一文字』、またやろう」と。そうして『菊一文字』再結成が決定。…かと思いきや、「『菊一文字』を超えた、“本当の菊一文字”がここから始まるんだ!」と発表した新しいコンビ名は『菊一文字真打』。決意新たにパワーアップした2人は、新しいコンビ名で意気揚々と『ネタ1 U-25』に申し込んだ。

いよいよ『ネタ1 U-25』当日。昼夜トップバッターを飾ったのは『6-シックス-』。昼はコント「熱烈なファン」、夜はコント「シェフとオーナー」を披露。ステージ全面を使った躍動感あるコントを披露したのだが、特に夜の部はアニメ好きな観客の心を鷲掴み。共感を誘い、予期せぬトラブルに見事なアドリブ対応もあって阿座上さん&熊谷さんの一挙一動に大爆笑が巻き起こる。

続く『はやしま』は漫才形式。昼は「遊園地デート」、夜は「やってみたい」のネタで勝負に挑む。今回は天﨑さんのアドリブが絶好調! それに頑張って応える梶原さんを見て、天﨑さん自身も「ふふっ」と笑ってしまう場面も。

そして昼の部は漫才「食レポ」、夜の部はコント「動かない男」を披露したのは『スターダスト』。速水さんが絶賛した西山さんのヒップラインを強調する動きに、観客も爆笑の渦に。

トリを飾ったのは『菊一文字真打』。コンビ名も新しくなり、さらには登場曲や2人のビジュアルもリニューアル。善行の粋な計らいで『菊一文字真打』はスーツ衣装に。昼は「賢いと思われたい」、夜は「父への手紙」の漫才を披露し、止まらないボケに的確なツッコミ、抜群の間など、この4th LIVEを象徴するものとなっていた。

天津・向さんが「過去一番ジャッジが難しい」と言うほど完成度の高かった4組のパフォーマンス。かなり時間をかけて出た集計の結果、昼の部は『菊一文字真打』、夜の部は『6-シックス-』が1位通過となった。

いつも通り、町田のバイト先で祝杯をあげる一同。そんな中、東沢の携帯が鳴った。テレビ出演決定が告げられ、呼ばれたのは東沢ひとり。上原は快く送り出すも、心境は複雑。そしてエンドロールが明けると、そこはいつかの風景。街頭ビジョンに映るのは東沢一人。そしてそれを見上げる上原の後ろ姿。「俺の相方は世界で一番おもしろい。けど、俺は…」という不穏なナレーションで4th LIVEは幕を閉じることとなった。

エンディングでは、5th LIVE開催、『菊一文字真打』による番組配信、小説投稿サイト「小説家になろう」とのコラボレーション企画「ゲラゲラ 漫才・コント大賞」の第四弾開催が発表に。今後の展開も続々と決まり、さらにまたもや気になるラストを迎えた『GETUP! GETLIVE!』。5th LIVEでは一体どんな物語が繰り広げられるのか、今後の続報を楽しみに。

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『「GETUP! GETLIVE!」4th LIVE!!!!』見逃し配信チケット情報

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