MBSラジオ「菊一文字のヤングタウン EX」事後レポート到着!!
『GETUP! GETLIVE!(ゲラゲラ)』で、ちぐはぐ凸凹コンビ「菊一文字」の町田瀬那を演じる豊永利行さんと大野虎之助を演じる石川界人さんが、東の「オールナイトニッポン」、西の「ヤングタウン」と呼ばれるほどのレジェンドラジオ番組『MBS ヤングタウン』に出演。その名も「菊一文字のヤングタウンEX」! 笑いあり、涙あり(?)で繰り広げられた1時間の収録の模様をお届けします。
前述した通り、大阪で知らない人はいないと言われるほどの人気ラジオ番組『MBS ヤングタウン』(以下、『ヤンタン』)。なんと、あの明石家さんまさん、笑福亭鶴瓶さんらお笑い界の頂点に立っていると言っても過言ではない錚々たるメンツがこれまでにパーソナリティを務めている番組。
この日、スタジオにやってきた豊永さんと石川さんは、少々緊張した様子。構成作家の伊福部崇さんから『ヤンタン』の歴史等を聞き、「僕たちが出演して大丈夫ですかね?」と不安を吐露する場面も。
しかし、いざ収録がスタートすると、軽快なフリートークを展開。
『ヤンタン』で声優がメインパーソナリティを務めるのはこれが番組史上初ということを打合せで言われたことに対し「そんなプレッシャーかけなくてもいいのに!」と本音をポロリ。
また、共演作は多いが、2人でラジオ番組をやるのはこれが初。「初めてなのに、用意された場所が特殊」と豊永さんが言うと、石川さんは「ここで失敗してしまったら、(この1回きりの放送なので)回収できる場所がない!」と嘆きます。さらに豊永さんが「初めて僕たちを知ってくださった方も、他でこの2人のトークが聞ける場所がない。(突如発生していなくなる)“つむじ風”みたいですね」と例えると、石川さんは「つむじ風より、“かまいたち”になりましょう!」と急に言い出し、「なんで切りつけちゃうの(笑)」とすかさず豊永さんの鋭いツッコミが入るという、まるで「菊一文字」のようなやりとりを繰り広げる場面もありました。
現在、豊永さんは36歳、石川さんは26歳ということで、年の差がある2人。「聞いていたラジオ」の話になり、「もともと男性声優さんが好きで、声優になりかたった」という石川さんは、「小野坂昌也さん、杉田智和さんらのラジオをよく聞いていた」と振り返ります。
今回の『ヤンタン』出演が、『GETUP! GETLIVE!』で芸人役を務めていたことから繋がっていることにちなみ、「好きな芸人」の話になると、石川さんは「狩野英孝さん」と告白。「僕は3人兄妹なのですが、“ラーメン つけ麺 僕イケメン”のギャグに“イケメン……?”って聞き返すのにハマっていました。(お笑い番組を見ることが)家族団らんの場だった」という微笑ましいエピソードを披露します。
一方の豊永さんは、「ダウンタウンさんが出てきた時は、すごかった」と当時を回顧。さらに「とんねるず」「ウッチャンナンチャン」「ナインティナイン」など、お笑い全盛期を支えた芸人たちが出てきたばかりの頃を見て育ってきたことを明かし、「僕の中でのレジェンドは、あの方々」とリスペクト。
「フリートークだけで25分間も話している」ことに気付いた2人は、やっとタイトルコールへ。
また、なぜここまでのトーク回しを豊永さんが行っているかという話になり、基本的に芸人さんのラジオ番組は、ツッコミの方が進行を務めるそう。「菊一文字」は豊永さん演じる町田がツッコミなので、今回は豊永さんが進行を務めることとなりました。
つづいて、2人が今回『ヤンタン』出演に至った理由と、『GETUP! GETLIVE!』の紹介。
ここでは、3rdLIVEから登場する新コンビ「はやしま」の話題も。「はやしま」は、『GETUP! GETLIVE!』では初となる関西芸人コンビ。さらに、“関西を席巻する”と銘打っているだけあり、3rdLIVEでは黒船的立場になるのでは、と豊永さん、石川さんも思考を巡らせます。
今回、「はやしま」が関西芸人ということで、MBSのプロデューサーから「関西弁が話せて、話も面白い役者さんはいますか?」と聞かれたという石川さん。それに対し、豊永さんも「俺も聞かれた!」と言い、その際に名前を挙げたのは「小野坂さんと小西(克幸)さんを紹介しておいた」のだそう。「小西さんはもう別の役で出てるじゃないですか(笑)!」と、ここで石川さんからのツッコミが入ります(※小西さんは放送作家・唐木田七緒役で出演中)。
さらに「その2人が漫才コンビ組んじゃうと、全部持ってかれちゃうじゃないですか(笑)」と2人で笑い合う場面も。
つづいて、「菊一文字のつかみ一刀両断!」のコーナーへ。
菊一文字の漫才といえば、大野が突然分けのわからないことを言い出す掴みが定番。ということで、このコーナーでは、事前に菊一文字の漫才で使えそうな掴みをファンから募集し、紹介していくことに。
「あの掴みは、いつも難しい」「正直……いらないと思っている(笑)」などの本音が飛び出す中、「これをコーナーにしちゃったら、これからもやらなきゃいけなくなっちゃうじゃん!」と文句たらたらの2人ですが、やはりプロ。「大野ってさ、運命って信じる?」(町田)「え? 今度検査入院するから100万円貸してほしいだって!?」(大野)「結婚詐欺師の匂いがプンプンするねぇ」(町田)という1発目のお便りから、本気の演技を見せつけます。
その後も「学校の給食で何が一番好きだった?ってよく話題になりますけど~」(町田)「……はっ! 今何ループ目!?」(大野)「大野のやり直したいことが逆に気になるんだけど!?」(町田)や、「最近暖かくなってきて、眠くなる季節になりましたね」(町田)「食料に困ったら、下着を食べて良いという研究結果がどこかの研究所で発表されたんだ」(大野)「どこの研究所なの!?」(町田)など、さまざまなネタが寄せられました。
中でも2人が気に入ったのが、「夏になって、祭りとか海の季節がやってきましたね」(町田)「ハムスターのお尻ってハムケツって言うんだぜ?」(大野)「いきなりその話題を出すお前やばくね?」(町田)というもの。「一番、菊一文字らしい」という評価を獲得。
しかし、どのネタも「結婚詐欺師の方は“検査入院するから100万円貸してほしい”が常套句なんですか?」「食べられる下着って本当にあるんですよね」という石川さんの発言により、真剣な話に。
エンディングでは、この1時間を振り返り、2人が感想を。
石川さんは、「絶対キツイだろうなと思っていましたが、意外とあっという間の1時間でした」。豊永さんは「僕と界人くんはこの回きりの出演となりますが、“こんな声優さんがいるんだ”と知っていただけたのかな、と。これからもぜひよろしくお願いします!」と話し、番組を締めくくりました。
なお、アプリ「Radiotalk」と、インターネットラジオステーション<音泉>、さらに『GET UP! GET LIVE!』オフィシャルファンアプリでは、地上波放送に入らなかったおまけトークを収録。<音泉>では『ヤンタン』収録を振り返り、伊福部さんが2人にダメ出しを行っていくコーナー。「Radiotalk」では、2人が漫才を披露。しかし、ただの漫才ではなく、一人で漫才し、その後合成して上手く掛け合えていたのかを検証するというもの。さらに『GET UP! GET LIVE!』オフィシャルファンアプリでは、2人が大喜利にチャレンジする「菊喜利」にチャレンジしました。
2人がどのようなダメ出しをくらったのか、さらにはどんな大喜利、漫才を披露したのか。ぜひ<音泉>と「Radiotalk」、オフィシャルファンアプリでチェックしてください。
そして、この2人を待ち受ける、9月27日(日)に練馬文化センター大ホールにて行われる3rdLIVE!!!。このラジオを経て、少し“芸人”に近づいた豊永さん&石川さん演じる「菊一文字」は優勝を手に取れるのでしょうか?
そして、新登場の関西芸人「はやしま」の実力やいかに……。これからますます目が離せない『GETUP! GETLIVE!』。今後の展開にも注目です!